トップ
>
砂埃
ふりがな文庫
“砂埃”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
すなぼこり
56.1%
すなほこり
22.0%
すなほこ
9.8%
すなぼこ
4.9%
さじん
2.4%
すなッぽこり
2.4%
ほこり
2.4%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すなぼこり
(逆引き)
もうお
午
(
ひる
)
を少しすぎた。木之助の袂はずしんずしんと横腹にぶつかるほど重くなった。
草鞋
(
わらじ
)
ばきの足にはうっすら白い
砂埃
(
すなぼこり
)
もつもった。
最後の胡弓弾き
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
砂埃(すなぼこり)の例文をもっと
(23作品)
見る
すなほこり
(逆引き)
あの
砂埃
(
すなほこり
)
の中を水際立って、駈け抜けるように、そりゃ綺麗だったと云うのだ。立留って見送ると、この内の角へ車を下ろしたろう。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
砂埃(すなほこり)の例文をもっと
(9作品)
見る
すなほこ
(逆引き)
けれどもそれは不幸にも彼が
漢口
(
ハンカオ
)
へ向ふ為に旅館を出てしまつたところだつた。彼女は妙に寂しさを覚え、やむを得ず又人力車に乗つて
砂埃
(
すなほこ
)
りの中を帰つて行つた。
貝殻
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
砂埃(すなほこ)の例文をもっと
(4作品)
見る
▼ すべて表示
すなぼこ
(逆引き)
並み木もない本所の町々はいつも
砂埃
(
すなぼこ
)
りにまみれていた。が、幼い信輔に自然の美しさを教えたのはやはり本所の町々だった。彼はごみごみした往来に駄菓子を食って育った少年だった。
大導寺信輔の半生:――或精神的風景画――
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
砂埃(すなぼこ)の例文をもっと
(2作品)
見る
さじん
(逆引き)
やがて自動車は、ゴールにはいるランナーのように、
砂埃
(
さじん
)
を立てて一段とヘビーをかけた。直線コースにはいるに従って、白塗の
停車場
(
スタンド
)
がギラギラ光って見えはじめた。
白妖
(新字新仮名)
/
大阪圭吉
(著)
砂埃(さじん)の例文をもっと
(1作品)
見る
すなッぽこり
(逆引き)
「卓子の向う前でも、
砂埃
(
すなッぽこり
)
に
掠
(
かす
)
れるようで、話がよく分らん、
喋舌
(
しゃべ
)
るのに骨が折れる。ええん。」と
咳
(
しわぶき
)
をする下から、
煙草
(
たばこ
)
を
填
(
つ
)
めて、吸口をト頬へ当てて
朱日記
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
砂埃(すなッぽこり)の例文をもっと
(1作品)
見る
ほこり
(逆引き)
ホツ、ホツと
締
(
しまり
)
の無い笛を鳴らして、自動車が過ぎた。湯村の車が右に避けようとしたその車輪の
際
(
きは
)
どい間をくゞり、重い強い発動器の響を聞かせて、
砂埃
(
ほこり
)
の無い路を太いゴム輪が真直に
向
(
むかう
)
へ
馳
(
は
)
せた。
茗荷畠
(新字旧仮名)
/
真山青果
(著)
砂埃(ほこり)の例文をもっと
(1作品)
見る
砂
常用漢字
小6
部首:⽯
9画
埃
漢検1級
部首:⼟
10画
“砂”で始まる語句
砂
砂利
砂漠
砂礫
砂塵
砂糖
砂丘
砂煙
砂地
砂金
検索の候補
砂塵埃
“砂埃”のふりがなが多い著者
高見順
杉山萠円
上司小剣
小島烏水
大阪圭吉
山川方夫
中島敦
林芙美子
夏目漱石
国木田独歩