“砂漠”の読み方と例文
読み方割合
さばく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鈍(にぶ)い砂漠(さばく)のあちらに、深林(しんりん)がありましたが、しめっぽい風(かぜ)の吹(ふ)く五月(がつ)ごろのこと、その中(なか)から、おびただしい白(しろ)い蛾(が)が発生(はっせい)しました。
北海の波にさらわれた蛾 (新字新仮名) / 小川未明(著)
都市は反抗の周囲に砂漠(さばく)と変じ、人の魂は冷却し、避難所は閉ざされ、街路は防寨(ぼうさい)を占領せんとする軍隊を助ける隘路(あいろ)となるのだった。
けれども秋から冬へかけては、花も草もまるで枯れてしまうので、小さな砂漠(さばく)みたように、眺(なが)めるのも気の毒なくらい淋(さび)しくなる。
門 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)