“砂金”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さきん54.5%
かね18.2%
しゃきん9.1%
しやきん9.1%
しやごん9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし、砂漠さばくえていくと、あちらのやま砂金さきんるということ、また、いろいろの宝石類ほうせきるいるということだけは、たしかでした。
砂漠の町とサフラン酒 (新字新仮名) / 小川未明(著)
砂金かね売りの吉次は、築地ついじの外に立った。どこを眺めても、盲目めくらのように門が閉まっている。雑草が、ほとんど、門の腰を埋めているのである。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「しかし人がすくわなくっても、砂金しゃきんはじめから砂金でしょう。」
素戔嗚尊 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
砂金しやきんの波の光を漂はせて、豪勢がうせい景氣けいきだつた日光は
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
はく牡丹さける車のかよひ路に砂金しやごんしかせて暮を待つべき
舞姫 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)