“砂煙”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すなけむり68.0%
すなけぶり20.0%
さえん8.0%
すなけむ4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見(み)よ、頭(かしら)なき其(そ)の骸(むくろ)、金鎧(きんがい)一縮(いつしゆく)して戟(ほこ)を横(よこた)へ、片手(かたて)を擧(あ)げつゝ馬(うま)に跨(またが)り、砂煙(すなけむり)を拂(はら)つてトツ/\と陣(ぢん)に還(かへ)る。陣中(ぢんちう)豈(あに)驚(おどろ)かざらんや。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
凄(すさま)じく嘶(いなゝ)いて前足(まへあし)を両方(りやうはう)中空(なかぞら)へ飜(ひるがへ)したから、小(ちひさ)な親仁(おやぢ)は仰向(あふむ)けに引(ひツ)くりかへつた、づどんどう、月夜(つきよ)に砂煙(すなけぶり)が𤏋(ぱツ)と立(た)つ。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
あれはと見る間に百尺(ひゃくせき)波状の黒線(こくせん)の左右より、二条の砂煙(さえん)真白(ましろ)にぱツと立つたれば、その尾のあたりは埃(ほこり)にかくれて
凱旋祭 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
掩護(えんご)のために味方の打ち出した大砲が敵塁の左突角(ひだりとっかく)に中(あた)って五丈ほどの砂煙(すなけむ)りを捲(ま)き上げたのを相図に、散兵壕(さんぺいごう)から飛び出した兵士の数は幾百か知らぬ。
趣味の遺伝 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)