“すなけむり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
砂煙68.0%
砂烟28.0%
砂塵4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
京橋の河岸通から吹いて來る折からの風と共に目もけない砂煙すなけむりくらつて、自分等二人は休むともなく其の邊のビイヤホオルに這入つた。
新帰朝者日記 (旧字旧仮名) / 永井荷風(著)
雪にも月にも何の風情ふぜいを増しはせぬ。風が吹けば砂烟すなけむりに行手は見えず、雨が降れば泥濘でいねい人のきびすを没せんばかりとなる。
その眞先まつさき砂塵すなけむり蹴立けたてゝ、かけつてるのはまさしく猛犬稻妻まうけんいなづま