“百尺”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひゃくせき40.0%
ひゃくしゃく20.0%
ひやくしやく20.0%
ひやくせき20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あれはと見る間に百尺ひゃくせき波状の黒線こくせんの左右より、二条の砂煙さえん真白ましろにぱツと立つたれば、その尾のあたりはほこりにかくれて
凱旋祭 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
我邦における犬公方いぬくぼうの名ある疎胆そたん雄略の綱吉が将軍職にきたる明年(天和二年、一千六百八十二年)におよんでは、彼得ペートル大帝位にき、遠馭えんぎょ長駕、経略けいりゃくの猛志さらに百尺ひゃくしゃく竿頭かんとう一歩を進め
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
もし階數かいすうなゝつ、たかさが百尺ひやくしやく程度ていどのものならば、二階にかい三階さんがいあるひ四階建しかいだていたみがもつといちじるしいようである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
もとより道路改修の為とあれば止むを得ざるには似たれども、これが為に百尺ひやくせき枯龍こりゆう斧鉞ふゑつさいかうむるもの百千なるべきに想到すれば、惜みてもなほ惜むべき限りならずや。