“百尺竿頭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひゃくしゃくかんとう60.0%
ひゃくせきかんとう40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もし独逸ドイツが方針を一変して平和的となれば、世界平和は百尺竿頭ひゃくしゃくかんとう更に一歩を進めるであろう。
世界平和の趨勢 (新字新仮名) / 大隈重信(著)
出島は年来和蘭人の居留地で、欧洲兵乱の影響も日本には及ばずして、出島の国旗は常に百尺竿頭ひゃくしゃくかんとう飜々へんぺんして和蘭王国はかつて滅亡したることなしと、今でも和蘭人がほこって居る。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
抽斎は百尺竿頭ひゃくせきかんとう更に一歩を進めてこういっている。「ただし論語の内には取捨すべき所あり。王充おうじゅうしょ問孔篇もんこうへん及迷庵師の論語数条を論じたる書あり。皆参考すべし」
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
百尺竿頭ひゃくせきかんとうのぼりつめたと自任する人間の自惚うぬぼれはまた急に脱落しなければならない。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)