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飜々
ふりがな文庫
“飜々”のいろいろな読み方と例文
新字:
翻々
読み方
割合
ひらひら
57.1%
はらはら
14.3%
ひら/\
7.1%
へんぺん
7.1%
ほんぽん
7.1%
ほん/\
7.1%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひらひら
(逆引き)
白熱した
日盛
(
ひざかり
)
に、よくも羽が焦げないと思う、白い蝶々の、不意にスッと来て、
飜々
(
ひらひら
)
と擦違うのを、
吃驚
(
びっくり
)
した顔をして見送って
伯爵の釵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
飜々(ひらひら)の例文をもっと
(8作品)
見る
はらはら
(逆引き)
なお且つ
飜々
(
はらはら
)
とふるいながら、
衝
(
つ
)
と
飛退
(
とびの
)
くように、滝の下行く桟道の橋に
退
(
の
)
いた。
伯爵の釵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
飜々(はらはら)の例文をもっと
(2作品)
見る
ひら/\
(逆引き)
陽炎
(
かげらふ
)
は、
爾
(
しか
)
く、
村里
(
むらざと
)
町家
(
まちや
)
に
見
(
み
)
る、
怪
(
あや
)
しき
蜘蛛
(
くも
)
の
囲
(
ゐ
)
の
乱
(
みだ
)
れた、
幻影
(
まぼろし
)
のやうなものでは
無
(
な
)
く、
恰
(
あだか
)
も
練絹
(
ねりぎぬ
)
を
解
(
と
)
いたやうで、
蝶
(
てふ/\
)
のふわ/\と
吐
(
つ
)
く
呼吸
(
いき
)
が、
其
(
その
)
羽
(
はね
)
なりに
飜々
(
ひら/\
)
と
拡
(
ひろ
)
がる
風情
(
ふぜい
)
で
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
飜々(ひら/\)の例文をもっと
(1作品)
見る
▼ すべて表示
へんぺん
(逆引き)
出島は年来和蘭人の居留地で、欧洲兵乱の影響も日本には及ばずして、出島の国旗は常に
百尺竿頭
(
ひゃくしゃくかんとう
)
に
飜々
(
へんぺん
)
して和蘭王国は
曾
(
かつ
)
て滅亡したることなしと、今でも和蘭人が
誇
(
ほこっ
)
て居る。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
飜々(へんぺん)の例文をもっと
(1作品)
見る
ほんぽん
(逆引き)
窯
(
かま
)
は音をたてて最高度まで焔をあげ夜はほのぼのと明けかけて来た。
紅蓮地獄
(
ぐれんじごく
)
にふさわしい
漆紅葉
(
うるしもみじ
)
の真っ赤なのが、峰から降り、
窯
(
かま
)
の
火
(
ひ
)
ッ
気
(
け
)
に
煽
(
あお
)
られて、
飜々
(
ほんぽん
)
と空に舞い迷う。
増長天王
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
飜々(ほんぽん)の例文をもっと
(1作品)
見る
ほん/\
(逆引き)
……
巌
(
いはほ
)
の
層
(
そう
)
は一
枚
(
まい
)
づゝ、
厳
(
おごそ
)
かなる、
神将
(
しんしやう
)
の
鎧
(
よろひ
)
であつた、
謹
(
つゝし
)
んで
思
(
おも
)
ふに、
色気
(
いろけ
)
ある
女人
(
によにん
)
にして、
悪
(
わる
)
く
絹手巾
(
きぬはんかち
)
でも
捻
(
ねぢ
)
らうものなら、たゞ
飜々
(
ほん/\
)
と
木
(
き
)
の
葉
(
は
)
に
化
(
け
)
して
飛
(
と
)
ぶであらう。
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
飜々(ほん/\)の例文をもっと
(1作品)
見る
飜
漢検1級
部首:⾶
21画
々
3画
“飜”で始まる語句
飜
飜然
飜弄
飜訳
飜案
飜筋斗
飜譯
飜刻
飜牌
飜斗
“飜々”のふりがなが多い著者
泉鏡花
泉鏡太郎
福沢諭吉
久生十蘭
吉川英治