“ほんぽん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
奔々62.5%
奔奔12.5%
翻々12.5%
飜々12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
花柳(かりゅう)の間に奔々(ほんぽん)して青楼(せいろう)の酒に酔い、別荘妾宅(しょうたく)の会宴に出入(でいり)の芸妓を召すが如きは通常の人事にして、甚だしきは大切なる用談も、酒を飲み妓(ぎ)に戯るるの傍(かたわ)らにあらざれば
日本男子論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
況(いわ)んや金蓮の怪誕(たん)なる、明器(めいき)を仮りて以て矯誣(きょうぶ)し、世を惑(まど)わし民(たみ)を誣(し)い、条に違(たが)い法を犯す。狐(きつね)綏綏(すいすい)として蕩(とう)たることあり。鶉(うずら)奔奔(ほんぽん)として良なし、悪貫(あくかん)已(すで)に盈(み)つ。罪名宥(ゆる)さず。
牡丹灯籠 牡丹灯記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
多々良川の川ぐちまでのあいだ、敵影は見ず、対岸の名島の高地に、旗(はた)、幟(のぼり)、うす煙などが強風下に翻々(ほんぽん)と狂い舞ッているだけだった。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
窯(かま)は音をたてて最高度まで焔をあげ夜はほのぼのと明けかけて来た。紅蓮地獄(ぐれんじごく)にふさわしい漆紅葉(うるしもみじ)の真っ赤なのが、峰から降り、窯(かま)の火(ひ)ッ気(け)に煽(あお)られて、飜々(ほんぽん)と空に舞い迷う。
増長天王 (新字新仮名) / 吉川英治(著)