“誣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
88.2%
しふ2.0%
しゆ2.0%
あざむ2.0%
いつわ2.0%
しい2.0%
なす2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
民をい、じょう(教えの個条)にたがい、法を犯した罪によって、かの牡丹燈を焼き捨てて、かれらを九泉きゅうせんの獄屋へ送るというのであった。
世界怪談名作集:18 牡丹灯記 (新字新仮名) / 瞿佑(著)
万物ばんぶつの天理しふべからざる事かくのごとしといひければ、問客とひしひと唯々いゝとしてりぬ。雪頽なだれこと/″\方形かどだつのみにもあらざれども十にして七八は方形をうしなはず、ゆゑに此せつくだせり。
かゝることばを山にてつかはざれば山神のたゝりたまふといふはうけがたけれど、神の㕝は人慮じんりよをもてかろ/\しくしゆべからざる物をや。
これはイエスの言を曲げ、言いもしなかったことを言われたようにあざむいたのです。彼らはイエスを滅ぼすことを目的としているのだから、有ったこと無かったこと、いかようにでも難癖なんくせをつける。
「そうですよ、あの連中が一流どころですよ」と、せっかちになって先の男は事実をいつわるのだった。「今度鮮人ヨボ連中の作品が内地語で翻訳されたのを読んで私は先ず安心しましたね。 ...
天馬 (新字新仮名) / 金史良(著)
『そんな嘘が、そんな嘘が——正直ものをしいるような、そんな嘘が言えるものなら!』
糸くず (新字新仮名) / ギ・ド・モーパッサン(著)
「へえ、そのなんでございますか、旦那だんな、その弁護士というやつは出刃打ちの肩を持って、人殺しの罪を女になすろうという姦計たくみなんでございますか」
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)