“誣言”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふげん62.5%
ぶげん37.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
詮ずるところ人間主義の小説界に入りしは、十九世紀に於ける特相といふも誣言ふげんにあらじ。なほいとをさなきほどの顯象なり云々。
柵草紙の山房論文 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
いろいろと誣言ふげん教唆きょうさした、采女は養子のことでもあるし年も若いので、二人におどされ云いくるめられた結果、心ならずも同意しただけである。
捕物小説をチャンバラと解し、時代思想への逆行と考えるのは、捕物小説を読まざるものの誣言ぶげんである。
最上の政体なりと誇称するも、彼等が祖先の聊も予期したる所に非ずして、沿革興亡、七八百年間の変遷の力に依り、自然に今日の体を為したりと云も誣言ぶげんにあらず、而して彼等誇称する所