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誣言
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ふげん
ふりがな文庫
“
誣言
(
ふげん
)” の例文
詮ずるところ人間主義の小説界に入りしは、十九世紀に於ける特相といふも
誣言
(
ふげん
)
にあらじ。
尚
(
なほ
)
いと
穉
(
をさな
)
きほどの顯象なり云々。
柵草紙の山房論文
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
いろいろと
誣言
(
ふげん
)
し
教唆
(
きょうさ
)
した、采女は養子のことでもあるし年も若いので、二人に
威
(
おど
)
され云いくるめられた結果、心ならずも同意しただけである。
樅ノ木は残った:04 第四部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
イエスが国民を
煽動
(
せんどう
)
して、ローマ皇帝に
貢
(
みつぎ
)
を納むることを禁じたなどということは、全く事実に反した
誣言
(
ふげん
)
であった。
キリスト教入門
(新字新仮名)
/
矢内原忠雄
(著)
禾本科の立派な立てもので秋をシンボライズして居り、これなくば秋の景色は平凡化するといっても
誣言
(
ふげん
)
ではあるまい。ススキの花穂の立ち出たものを歌では
尾花
(
オバナ
)
と称する。
植物記
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
さまで
誣言
(
ふげん
)
でもありますまい。
禾花媒助法之説
(新字新仮名)
/
津田仙
(著)
“誣言”の意味
《名詞》
故意に事実を偽って言うこと。また、その言葉。誣語。
(出典:Wiktionary)
誣
漢検1級
部首:⾔
14画
言
常用漢字
小2
部首:⾔
7画
“誣言”で始まる語句
誣言事