“煽動”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せんどう81.9%
おだて8.5%
おだ5.3%
あおり1.1%
あふり1.1%
けしか1.1%
そそのか1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼はそのことに驚きはじながらも一方その残忍な肉感——それは決して快感ではない——を自ら誇張し、煽動(せんどう)しようと努力していた。
が、平生は至つて口少なな、常に鷹揚に構へて、部下の者の缺點は隨分手酷くやッつけるけれども、滅多に煽動(おだて)る事のない人であつた。
菊池君 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
「そいつをお前が初めてあの山で夜番して、天狗を退治たちうんやろ。えらい/\。」と、仙太郎は煽動(おだ)てかけた。
太政官 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
煽動(あおり)に消える火とともに身を焦してぞ失(う)せにけり。
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
此(こ)の煽動(あふり)に横顔(よこがほ)を払(はら)はれたやうに思(おも)つて、蹌踉(よろ/\)としたが、惟(おも)ふに幻覚(げんかく)から覚(さ)めた疲労(ひろう)であらう、坊主(ばうず)が故意(こい)に然(さ)うしたものでは無(な)いらしい。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
父親が自分でつけた酒をちびちびやりながら、荒い声が少し静まりかけると、主婦(あるじ)がまた母親を煽動(けしか)けるようにして、傍から口を添えた。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
「やはり角太郎が煽動(そそのか)したのか」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)