“おだて”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
煽動61.5%
小楯15.4%
15.4%
煽起7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
爾して其の心で時々余を煽動おだてて、暗に自分の密旨を手伝うて呉れろと云う様に勧め、猶其の上に、或る時は他人の事の様に夏子の事を物語り
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
ここに山部やまべの連小楯おだてが播磨の國の長官に任命されました時に、この國の人民のシジムの家の新築祝いに參りました。そこで盛んに遊んで、酒たけなわな時に順次に皆舞いました。
おだてかねえや。なあ神尾さま、おめえさんは、このあっしを岡っ引きと知って来なすったかね?」
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
先ず彼奴きゃつの帰るまで宿へ帰ってアノ髪の毛を理学的に試験するだ、夕方に成って又こゝへ来りゃ彼奴必ず帰って居るから其所で又少し煽起おだてて遣れば
無惨 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
見込が有るに依て実は彼奴きゃつの意見の底を探りたいと下から出て煽起おだてればに乗てペラ/\と多舌しゃべりやがる、ヘンひと、彼奴が経験経験と経験で以て探偵すれば此方は理学的と論理的で探偵するワ
無惨 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)