“あおり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
72.7%
余光9.1%
泥障9.1%
煽動9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この一気に、尾のあおりをくらえる如く、仕丁、ハタとつまずつにい、面を落す。あわててふところ捻込ねじこむ時、間近まぢかにお沢を見て、ハッと身を退すさりながらじっと再び見直す
多神教 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
盲目の身の燈火ともしびはいらず、部屋の中はほとんど闇であったが、金網をかけた火鉢があって、そこで炭火が盛んにおこっていて、その余光あおりで頼春のこけた頬と、窪んでいる眼との寂しい顔が
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
又、泥障あおりかけもてきたれ、という。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
煽動あおりに消える火とともに身を焦してぞせにけり。
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)