“あふり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
飜25.0%
煽25.0%
煽動25.0%
阿夫利25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
風の飜(あふり)が蒸暑(むしあつ)く、呼吸(いき)の出入(でいり)も苦しいと……ひとしほマノンの戀しさに、ほつと溜息(ためいき)二度(ど)ついた……風の飜(あふり)が蒸暑(むしあつ)く、踏まれた花の香(か)が高い……見渡せば、入日(いりひ)華(はな)やぐポン・ヌウフ
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
橋の眼鏡(めがね)の下(した)を行く濃(こ)い紫(むらさき)の水の色、みるに心が結ぼれて——えい、かうまでも思ふのに、さても情(つれ)ないマノンよと、恨む途端(とたん)に、ごろ、ごろ、ごろ、遠くで雷(らい)が鳴りだして、風(かぜ)の飜(あふり)が蒸暑(むしあつ)い。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
ト木彫(きぼり)のあの、和蘭陀靴(オランダぐつ)は、スポンと裏(うら)を見(み)せて引顛返(ひつくりかへ)る。……煽(あふり)をくつて、論語(ろんご)は、ばら/\と暖爐(だんろ)に映(うつ)つて、赫(くわつ)と朱(しゆ)を注(そゝ)ぎながら、頁(ペエジ)を開(ひら)く。
印度更紗 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
此(こ)の煽動(あふり)に横顔(よこがほ)を払(はら)はれたやうに思(おも)つて、蹌踉(よろ/\)としたが、惟(おも)ふに幻覚(げんかく)から覚(さ)めた疲労(ひろう)であらう、坊主(ばうず)が故意(こい)に然(さ)うしたものでは無(な)いらしい。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
平塚——大山阿夫利(あふり)神社。その、三角形の大峰へ詣る白衣の道者がゾロゾロ杖をひく。
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)