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暖爐
読み方 | 割合 |
だんろ | 40.0% |
ストーブ | 40.0% |
ストオブ | 20.0% |
ト
木彫のあの、
和蘭陀靴は、スポンと
裏を
見せて
引顛返る。……
煽をくつて、
論語は、ばら/\と
暖爐に
映つて、
赫と
朱を
注ぎながら、
頁を
開く。
何しろ畫室は、
約束通りに出來てあるから、四
方密閉したやうになつてゐる。
暖爐を
焚く
頃ならば、其の熱で
嚇々とする、春になれば春の
暖氣で
蒸すやうにむつとする。
一體は、すぐにも
燒いて
了ふ
筈なんですが、
生憎、
何處の
停車場にも
暖爐の
無い
時分、
茶屋小屋の
火鉢で
香はすと、
裂いた
一端も
燒切らないうちに、
嗅ぎつけられて、
怪しまれて