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『艶書』
ふりがな文庫
『
艶書
(
えんしょ
)
』
「あゝもし、一寸。」 「は、私……でございますか。」 電車を赤十字病院下で下りて、向うへ大溝について、岬なりに路を畝つて、あれから病院へ行くのに坂がある。あの坂の上り口の所で、上から來た男が、上つて行く中年増の媚かしいのと行違つて、上と下へ …
著者
泉鏡太郎
著者
泉鏡花
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約23分(500文字/分)
朗読目安時間
約37分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
煩
(
むづ
)
鎖
(
じやう
)
還
(
かへり
)
端
(
はした
)
留
(
どめ
)
赫
(
くわツ
)
書
(
て
)
香
(
にほ
)
忙
(
あせ
)
間
(
あひ
)
憐
(
いたは
)
婦
(
あま
)
濕
(
しめり
)
直
(
ぢ
)
麗
(
うらゝか
)
微笑
(
びせう
)
一端
(
ひとはし
)
淑
(
つゝ
)
忙
(
せはし
)
薄
(
うつす
)
唯
(
たつ
)
下
(
さ
)
細
(
ほつそ
)
勝
(
が
)
大
(
おほき
)
杖
(
ステツキ
)
曲
(
くね
)
追掛
(
おひか
)
側
(
がは
)
凝
(
ぢつ
)
微笑
(
ほゝゑみ
)
極
(
きは
)
笑
(
ゑみ
)
薫
(
かをり
)
仰向
(
あをむ
)
矢張
(
やつぱ
)
彼方
(
あつち
)
清
(
すゞ
)
渦
(
うづまき
)
通
(
とほり
)
上
(
うへ
)
斜
(
なゝ
)
密
(
そ
)
大
(
おほ
)
失敗
(
しつぱい
)
角
(
か
)
寂然
(
ひつそり
)
飜
(
かへ
)
狂
(
ぐる
)
一寸
(
ちよいと
)
猪
(
ゐのしゝ
)
歩
(
ぽ
)
突込
(
つゝこ
)
引掛
(
ひつかゝ
)
恥
(
はぢ
)
掛
(
が
)
前
(
まへ
)
否
(
いゝえ
)
可哀
(
あはれ
)
人通
(
ひとゞほ
)
束
(
つく
)
上
(
あ
)
苦笑
(
にがわらひ
)
丁
(
ちやん
)
柔
(
やはら
)
矢張
(
やつぱり
)
密
(
そつ
)
一
(
いち
)
間
(
あひだ
)
急
(
きふ
)
折
(
を
)
一分
(
いつぷん
)
退
(
さが
)
此方
(
こつち
)
極
(
ごく
)
突立
(
つゝた
)
一層
(
いつそ
)
可笑
(
をかし
)
大輪
(
おほりん
)
異
(
ことな
)
故
(
わざ
)
染
(
にじ
)
音響
(
ひゞき
)
恁
(
かう
)
漸
(
やつ
)
乾
(
から
)
通
(
とほ
)
家
(
いへ
)
費消
(
つかひ
)
追掛
(
おつか
)
習
(
ならひ
)
眞個
(
ほんとう
)
方
(
はう
)
仰
(
あふ
)
外
(
そ
)
赫
(
かつ
)
翡翠
(
かはせみ
)
恥
(
はづ
)
樂
(
らく
)
擲附
(
ぶツつ
)