艶書えんしょ
「あゝもし、一寸。」 「は、私……でございますか。」 電車を赤十字病院下で下りて、向うへ大溝について、岬なりに路を畝つて、あれから病院へ行くのに坂がある。あの坂の上り口の所で、上から來た男が、上つて行 …
作品に特徴的な語句
足駄あしだ 近頃ちかごろ 石垣いしがき 反身そりみ 始末しまつ 人足ひとあし さか 花片はなびら ぴろ 途絶とだ 屈託くつたく 蹴出けだし 初手しよて くだ 駒下駄こまげた 懷中ふところ 宛名あてな 同時どうじ 討死うちじに 電車でんしや ちう 海鼠なまこ 爪尖つまさき 一本ひともと 猶更なほさら 身體からだ 透通すきとほ 實際じつさい 平凡へいぼん 杜若かきつばた 氣障きざはり あらかじ 鹽梅あんばい すみ いなづま 下郎げらう 不知火しらぬひ 兵隊へいたい 分別ふんべつ 手紙てがみ 文句もんく 見遣みや ひめ 流眄ながしめ 五色ごしき 一分いつぷん 此處こゝ 白百合しらゆり 駈出かけだ あつ 四邊あたり 受取うけと 眞白まつしろ つか 樣子やうす 越度をちど みだ 中年増ちうどしま 撫肩なでがた 立停たちどま おそ 迷惑めいわく 光澤つや 御覽ごらん とゞ 青葉あをば 兩手りやうて 水晶すゐしやう 荒磯あらいそ 花園はなぞの 陰氣いんき 以來いらい かろ 大變たいへん 田舍ゐなか 眞暗まつくら 見越みこ 芝居しばゐ 見返みかへ 人通ひとゞほ 塀際へいぎは 失禮しつれい 朝早あさはや 看護婦かんごふ 其中そのなか 小草をぐさ 時計とけい 風呂敷包ふろしきづつみ 五月ごぐわつ 心細こゝろぼそ 一束ひとたば 大島おほしま ばう 眞赤まつか