“費消”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つかひこみ25.0%
つか25.0%
つかいこみ25.0%
つかひ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
続くだけ遣りましたところが、到頭逐倒おひたふされて了ひまして、三千円と申上げました費消つかひこみも、半分以上はそれに注込みましたので御座います。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
もちろん組合の費用は全部、費消つかっても構わない覚悟はきめていた訳だがそれでも多寡たかは知れている。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「まさか弟が費消つかいこみをするようなことはありゃしまいと思うがね。」母親は目をこすりながら、傍からつぶやいた。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
うですね、年少としわか田舍ゐなか大盡だいじんが、相場さうばかゝつて失敗しつぱいでもしたか、をんな引掛ひつかゝつてひど費消つかひぎた……とでもふのかとえる樣子やうすです。
艶書 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)