“一分”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
いちぶ51.7%
いちぶん35.0%
いっぷん6.7%
いつぷん6.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“一分”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸4.8%
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.1%
文学 > 日本文学 > 戯曲1.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
——と思う間もなく今度は肩の岩が、ちょうどさっきとは反対に一寸ずつ、一分いちぶずつ、じりじり彼を圧して行った。
素戔嗚尊 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
二人は欄にって立った。立って見るに、限りなき麦は一分いちぶずつ延びて行く。暖たかいと云わんよりむしろ暑い日である。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「おきになされい、丹下氏。貴殿にかかわった事ではござらぬ。左京一分いちぶんだけのずんと些細ささいなことでござる。」
雪たたき (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
庄「なに宜く先程は失敬を致したな、一分いちぶん立たんからてまいを殺し、美代吉をも殺害せつがいして切腹いたす心得だ」
松と藤芸妓の替紋 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
一分いっぷんの遅速なく発着する汽車の生活と、いわゆる精神的生活とは、正に両極に位する性質のものでなければならない。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「何のかのと云って、一分いっぷんでも余計動かずにいようと云う算段だな。しからん男だ」
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
なにかにまぎれて、ふとこゝろをとられた一寸ちよいと一分いつぷんに、うつかり遺失おとしたぢやありませんか。
艶書 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
一時ひとしきり騒々さう/″\しかつたのが、寂寞ひつそりばつたりして平時いつもより余計よけいさびしくける……さあ、一分いつぷん一秒いちびやうえ、ほねきざまれるおもひ。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)