“一秒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いちびやう50.0%
いっセコンド50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一時ひとしきり騒々さう/″\しかつたのが、寂寞ひつそりばつたりして平時いつもより余計よけいさびしくける……さあ、一分いつぷん一秒いちびやうえ、ほねきざまれるおもひ。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
今は物思いに沈んで、一秒いっセコンドの間に、婆が長物語りを三たび四たび、つむじ風のごとくく、さっと繰返して、うっかりしていた判事は、心着けられて、フト身に沁むかたを、欄干ごし打見遣うちみやった。
政談十二社 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)