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一分
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いっぷん
ふりがな文庫
“
一分
(
いっぷん
)” の例文
一分
(
いっぷん
)
の遅速なく発着する汽車の生活と、いわゆる精神的生活とは、正に両極に位する性質のものでなければならない。
思い出す事など
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「僕があのもう
一分
(
いっぷん
)
まえに本屋から出て、それから、あなたがあの本屋へはいって来たら、僕たちは永遠に、いや少くとも十年間は、逢えなかったのだ。」
メリイクリスマス
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
「何のかのと云って、
一分
(
いっぷん
)
でも余計動かずにいようと云う算段だな。
怪
(
け
)
しからん男だ」
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
一分
(
いっぷん
)
の
猶予
(
ゆうよ
)
なく彼をすぐ前にある茶店の中へ引き込んで、彼の行こうとする宿屋の名を
訊
(
き
)
いたり、馬車に乗るか
俥
(
くるま
)
にするかを確かめたりした上に、彼の予期していないような
愛嬌
(
あいきょう
)
さえ
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
分
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
“一分”で始まる語句
一分間
一分銀
一分刈
一分時
一分方
一分判
一分時間
一分割
一分子
一分刻