“一分刈”の読み方と例文
読み方割合
いちぶがり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(帽子を脱ぐ、ほとんど剃髪ていはつしたるごとき一分刈いちぶがりの額をでて)や、西瓜と云えば、内に甜瓜まくわうりでもありますまいか。——茶店でもない様子——(見廻す。)
夜叉ヶ池 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
てつぼうつゑをガンといつて、しりまくりのたくましい一分刈いちぶがり凸頭でこあたまが「麹町かいぢまち六丁目ろくちやうめやけとるで! いまぱつといたところだ、うむ。」と炎天えんてんに、赤黒あかぐろい、あぶらぎつたかほをして、をきよろりと、かたをゆがめて
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)