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いちぶん
ふりがな文庫
“いちぶん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:
イチブン
語句
割合
一分
92.9%
一文
7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一分
(逆引き)
さればとて舊主を裏切っては武士の
一分
(
いちぶん
)
がすたれることを
慮
(
おもんぱか
)
って、
孰方
(
どちら
)
へも義理が立つように失明の手段を取ったのであると。
聞書抄:第二盲目物語
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
空
(
むな
)
しく、その方どもが、蜂須賀村へ帰るのは、
一分
(
いちぶん
)
が立たぬというなら、
不肖
(
ふしょう
)
十兵衛の身を、
擒人
(
とりこ
)
として、連れて行くもよい。
新書太閤記:01 第一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
いちぶん(一分)の例文をもっと
(26作品)
見る
一文
(逆引き)
私
(
わたし
)
は、
先生
(
せんせい
)
が
夏
(
なつ
)
の
嘉例
(
かれい
)
として
下
(
くだ
)
すつた、
水色
(
みづいろ
)
の
絹
(
きぬ
)
べりを
取
(
とつ
)
た、はい
原製
(
ばらせい
)
の
涼
(
すゞ
)
しい
扇子
(
あふぎ
)
を、
膝
(
ひざ
)
を
緊
(
し
)
めて、
胸
(
むね
)
に
確
(
しか
)
と
取
(
と
)
つて
車上
(
しやじやう
)
に
居直
(
ゐなほ
)
つた。
而
(
しか
)
して
題
(
だい
)
を
採
(
と
)
つて
極暑
(
ごくしよ
)
の
一文
(
いちぶん
)
を
心
(
こゝろ
)
に
案
(
あん
)
じた。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
書肆
(
しょし
)
の方には一年に月数拾円の損として他方に広告機関ともなる利益もあるはずこの条件に近い所にて大倉もうけ合ひさうなものに候がどういふ
工合
(
ぐあい
)
にて謝絶せしやら何はともあれ来月中旬にいづれ雑誌発刊の
運
(
はこび
)
と存候ついてはほぼ原稿締切期限等
御示教被下度
(
ごじきょうくだされたく
)
候小生も何か
一文
(
いちぶん
)
寄稿したく候
書かでもの記
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
いちぶん(一文)の例文をもっと
(2作品)
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