“密閉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みっぺい50.0%
みつぺい50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いや、これは確実だ。火薬炉かやくろの中につきおとして密閉みっぺいし、電熱のスイッチを入れて、じゅうじゅう焼いてしまうのだ」
密閉みっぺいされた寝室の中から、消えうせてしまったのです。ドアには中からかぎがかけてありました。窓は地面から十五メートルもあるので、窓から出はいりすることはできません。
妖人ゴング (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
どう大動搖だいどうえうはじめた。はやなかたいからである。けれどもなが密閉みつぺいせられてある岩窟がんくつ内部ないぶには、惡瓦斯あくぐわす發生はつせいしてるに相違さうゐない。
何しろ畫室は、約束やくそく通りに出來てあるから、四はう密閉みつぺいしたやうになつてゐる。暖爐ストーブころならば、其の熱で嚇々くわつ/\とする、春になれば春の暖氣だんきすやうにむつとする。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)