“密閉室”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あかずのま50.0%
みっぺいしつ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
思へば好事よきことには泣くとぞふなる密閉室あかずのまの一件が、今宵誕辰たんしんの祝宴に悠々いう/\くわんつくすをねたみ、不快なる声を発してその快楽を乱せるならむか、あはれむべしと夜着よぎかぶりぬ。眼は眠れどもしんは覚めたり。
妖怪年代記 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
ハンマーで打ちぬいて来たのは、一部がとなりの煙突にぬける換気孔かんきこうだった。それは漢青年をして、杭州にある気持を抱かせるについて、二階家の中に建築した彼の密閉室みっぺいしつ換気かんきを行う装置だった。
西湖の屍人 (新字新仮名) / 海野十三(著)