“横顔”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よこがほ26.1%
よこがお17.4%
プロフィール13.0%
プロフィイル13.0%
プロフィル8.7%
プロフイル4.3%
よこッつら4.3%
シルーエット4.3%
プロヒイル4.3%
プロフアイル4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
煽動あふり横顔よこがほはらはれたやうにおもつて、蹌踉よろ/\としたが、おもふに幻覚げんかくからめた疲労ひろうであらう、坊主ばうず故意こいうしたものではいらしい。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
旅人たびびとは、不思議ふしぎなことをくものだとおどろいて、うつくしいおんな横顔よこがおをしみじみと見守みまもりました。ちょうど、そのとき、あちらから
島の暮れ方の話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
この四角な部屋に並べられた壺や寝台や壁や横顔プロフィールや花々の静まった静物の線の中から、かすかな一条の歎声が洩れるとは。
花園の思想 (新字新仮名) / 横光利一(著)
私ものちに見ましたが、何でも束髪そくはつった勝美婦人かつみふじん毛金けきんぬいとりのある黒の模様で、薔薇ばらの花束を手にしながら、姿見の前に立っている所を、横顔プロフィイルに描いたものでした。
開化の良人 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
自分の横顔プロフィルを描かせた最初の人だといわれているが、それはこの男が生れつきのめっかちだったので、その醜さを人に見られまいための用意に過ぎなかった。
艸木虫魚 (新字新仮名) / 薄田泣菫(著)
夜見た処は女の横顔プロフイルの様に月光と電気灯でんきとで美くしく、昼間一瞥し去つた所は汚ない芥蘚病ひぜんやみの乞食の背部せなかを見るやうで醜かつたにせよ
新橋 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
言うことがしゃくに障った上に、酔って懐の玉を探ろうとしたので、癇癪かんしゃくを起してその横顔よこッつらを平手でなぐると、虎髯とらひげさかさにして張飛ちょうひのように腹を立て、ひいひい泣入る横腹をつけたばかりでは合点せず
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
小さい四角な、赤い横顔シルーエット
横顔 (新字新仮名) / 上田進(著)
いわゆる欧化時代の横顔プロヒイルたる西洋人情噺の諸作については引き続いて世に問う『圓朝』後半生篇の附録に語ろう。
恋人の 白い 横顔プロフアイル—キーツの まぼろし
秋の瞳 (新字旧仮名) / 八木重吉(著)