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『新橋』
ふりがな文庫
『
新橋
(
しんばし
)
』
私が東京に着いて一番に鋭く感じたのは新橋停車場の匂でした。門司ではバナナや鳳梨の匂を嗅ぎながら税関の前に出るとすぐ煤烟のなかを小蒸汽に乗つて関門海峡を渡つたので都会と云ふ印象よりも殖民地といふ感が強かつた、究竟、都会としての歴史や奥行といふ …
著者
北原白秋
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
ジャンル
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約7分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
沈
(
ぢつ
)
側
(
かたはら
)
彼女
(
かのをんな
)
煙草
(
シガア
)
何
(
いづ
)
毛布
(
ケツト
)
横顔
(
プロフイル
)
附着
(
つ
)
同一
(
いつしよ
)
霊
(
たましひ
)
燻
(
くゆ
)
急忙
(
あはた
)
阿片
(
オピウム
)
舗石
(
ペエブメント
)
究竟
(
つまり
)
弧灯
(
アアクとう
)
遺骸
(
なきがら
)
背部
(
せなか
)
而
(
そ
)
牢獄
(
ひとや
)
爛壊
(
らんえ
)
点
(
とも
)
凡
(
すべ
)
此処
(
こゝ
)
彼処
(
あすこ
)
了
(
しま
)
歩行
(
ある
)
身体
(
からだ
)
対照
(
コントラスト
)
某
(
なにがし
)
最早
(
もはや
)
鳳梨
(
あななす
)