“背部”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うしろ50.0%
せなか50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この畜類ちくるゐ、まだ往生わうじやうしないか。』と、手頃てごろやりひねつてその心臟しんぞうつらぬくと、流石さすが猛獸まうじうたまらない、いかづちごとうなつて、背部うしろへドツとたをれた。
服装ふくそう筒袖式つつそでしき桃色ももいろ衣服きもの頭髪かみ左右さゆうけて、背部うしろほうでくるくるとまるめてるところは、ても御国風みくにふうよりは唐風からふうちかいもので
夜見た処は女の横顔プロフイルの様に月光と電気灯でんきとで美くしく、昼間一瞥し去つた所は汚ない芥蘚病ひぜんやみの乞食の背部せなかを見るやうで醜かつたにせよ
新橋 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
壁の隙間すきまや床下から寒い夜風が吹きこむので二人は手足も縮められるだけ縮めているが、それでも磯の背部せなかは半分外に露出はみだしていた。
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)