“牢獄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ろうごく73.5%
ひとや19.1%
らうごく4.4%
らうや1.5%
ろうや1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あるいはカルカッタの牢獄ろうごくにおける百二十三人の俘虜ふりょの窒息死(5)などの記事を読むとき、もっとも強烈な「快苦感」に戦慄せんりつする。
牢獄ひとやのような大きな構造かまえの家がいかめしいへいを連ねて、どこの家でも広く取り囲んだ庭には欝蒼うっそうと茂った樹木の間に春は梅、桜、桃、すももが咲きそろって
山の手の子 (新字新仮名) / 水上滝太郎(著)
午後ごゝんだがれさうにもせずくもふようにしてぶ、せまたに益々ます/\せまくなつて、ぼく牢獄らうごくにでもすわつて
湯ヶ原より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
果して屈静源は有司に属して追理しようとしたから、王廷珸は大しくじりで、一目散に姿を匿して仕舞つて、人をたのんで詫を入れ、別に偽物などを贈つて、やつと牢獄らうやへ打込まれるのを免れた。
骨董 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
果して屈静源は有司ゆうしに属して追理ついりしようとしたから、王廷珸は大しくじりで、一目散に姿をかくしてしまって、人をたのんでわびを入れ、別に偽物などを贈って、やっと牢獄ろうやへ打込まれるのをまぬかれた。
骨董 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)