“牢固”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ろうこ95.0%
らうこ5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まだまだこの地方にも、平家崇拝と平家恐怖の観念が、大部分の者の頭に、牢固ろうことして抜き難い力を持っているからであった。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
形式ずくめでまりきったような時もある、悪く小利口な代もある、情慾崇拝の代もある、信仰牢固ろうこの代もある、だらけきったケチな時代もある
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
吾人は完全なる努力の充実を全うせんがために、吾人の民族的理想の基礎を牢固らうこならしめむがために、勝てる者の天与の権威を、大胆に、赤裸々に、充分に発揮せしめざるべからず。
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)