“牢守”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ろうもり40.0%
ろうしゅ40.0%
ろうも20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「どうしてですって」岡村はどもり、また肩をゆりあげた、「——だってその、囚人が牢守ろうもりを憎むのは当然じゃありませんか」
ちくしょう谷 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
斯様いう場合、戦乱の世の民衆というものは中々に極度まで自己等の権利を残忍に牢守ろうしゅしている。
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
ややありていう「牢守ろうもりは牢のおきてを破りがたし。御子みこらは変る事なく、すこやかに月日を過させたもう。心安くおぼして帰りたまえ」
倫敦塔 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)