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横顔
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よこがお
ふりがな文庫
“
横顔
(
よこがお
)” の例文
旅人
(
たびびと
)
は、
不思議
(
ふしぎ
)
なことを
聞
(
き
)
くものだと
驚
(
おどろ
)
いて、
美
(
うつく
)
しい
女
(
おんな
)
の
横顔
(
よこがお
)
をしみじみと
見守
(
みまも
)
りました。ちょうど、そのとき、あちらから
島の暮れ方の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「ああ、足が早い、足が早い、まあなんて足が早い子なんだろう。ちょっと、こっちをふり向いて、わたしに
横顔
(
よこがお
)
でも見せてくれればいいのに」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
童子は母さまの魚を砕く間、じっとその
横顔
(
よこがお
)
を見ていられましたが、
俄
(
にわ
)
かに
胸
(
むね
)
が
変
(
へん
)
な
工合
(
ぐあい
)
に
迫
(
せま
)
ってきて気の
毒
(
どく
)
なような
悲
(
かな
)
しいような何とも
堪
(
たま
)
らなくなりました。
雁の童子
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
そして、女の足では
苦
(
くる
)
しいほどいそいで、やっとうしろから追いつきかけたお
時
(
とき
)
は、横へまわるように
馳
(
か
)
けぬけて、その少年の
横顔
(
よこがお
)
をのぞきこんだ。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「なに。」と、
哲夫
(
てつお
)
は、
少年
(
しょうねん
)
の
横顔
(
よこがお
)
をなぐりました。たちまち、
控
(
ひか
)
え
室
(
しつ
)
で
組
(
く
)
み
打
(
う
)
ちがはじまったのです。
中学へ上がった日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
徳川家
(
とくがわけ
)
の
使者
(
ししゃ
)
についてきた
侍
(
さむらい
)
、
横顔
(
よこがお
)
をさしのぞくのも
無礼
(
ぶれい
)
であるし、
疑念
(
ぎねん
)
のあるものをやすやすと、主君の前へ近づけるのはなおのこと
不安
(
ふあん
)
なはなし。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
横
常用漢字
小3
部首:⽊
15画
顔
常用漢字
小2
部首:⾴
18画
“横”で始まる語句
横
横町
横柄
横面
横着
横浜
横合
横川
横臥
横腹