“よこがほ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
横顏62.5%
横顔37.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つぎ宗助そうすけ役所やくしよかへりがけに、電車でんしやりて横町よこちやう道具屋だうぐやまへまでると、れいかはうそえりけた坂井さかゐ外套ぐわいたう一寸ちよつといた。横顏よこがほ徃來わうらいはうけて、主人しゆじん相手あひてなにつてゐる。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
尻目しりめにかけてふりむかふともせぬ横顏よこがほにらんで、加減かげんひと馬鹿ばかにしろ、だまつてればことにして惡口雜言あくこうざうごんなんことだ、知人しつたひとなら菓子位くわしぐらい子供こどもにくれるに不思議ふしぎもなく、もらふたとてなにるい
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
けれど、五月雨さみだれころとて、淡青ほのあを空気くうきにへだてられたその横顔よこがほはほのかにおもひうかぶ。
桜さく島:見知らぬ世界 (新字旧仮名) / 竹久夢二(著)
ネルけてランプをとも横顔よこがほのやはらかき涙にまじり
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)