“道具屋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だうぐや58.3%
どうぐや41.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御拂おはらひになるなら」とすこかんがへて、「六ゑんいたゞいてきませう」と否々いや/\さうにけた。御米およねには道具屋だうぐやけた相場さうば至當したうやうおもはれた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
本人ほんにんは、引手茶屋ひきてぢややで、勘定かんぢやう値切ねぎられたときおなじに、これ先方むかう道具屋だうぐや女房かみさん)も感情かんじやうがいしたものとおもつたらしい。
廓そだち (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「ねえ、おとうさん。きょう紙芝居かみしばいのおじさんが、じてんしゃをほったらかしてしたで、道具屋どうぐやのおじさんと将棋しょうぎをさしていましたよ。」と、はなしました。
おさらい帳 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ちょうど我々骨董品こっとうひんに何らの心得なき者が、物品そのものの貴賤きせんの程度はさらに分別つかぬが、道具屋どうぐやだまかされて高価を出せば良品が手に入ると思うのと少しも変わらぬ。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)