“骨董品”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こっとうひん92.0%
こつとうひん8.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もっとも君の見らるる通り、僕の家には、装飾品もなければ骨董品こっとうひんもないし、また僕の着る着物きものは、家内のも子供のも同然、流行にはわない。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
骨董品こっとうひんのおびただしい陳列で永久的に満たされている西洋の屋内は、単に俗な富を誇示しているに過ぎない感を与える。
茶の本:04 茶の本 (新字新仮名) / 岡倉天心岡倉覚三(著)
宗助そうすけついでだから、それと同時どうじに、叔父をぢ保管ほくわんたのんだ書畫しよぐわ骨董品こつとうひん成行なりゆきたしかめてた。すると、叔母をば
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
へやの中には、三方の壁に、いろんな武器がいつぱいかゝつてゐて、方々に、いろんな骨董品こつとうひんが並んでゐて、その真中まんなかに、赤い絨毯じゆうたんの上に、額に角みたいな長いこぶのある大男が、あぐらをかいて
金の猫の鬼 (新字旧仮名) / 豊島与志雄(著)