“骨董品（こつとうひん）” の例文

宗助（そうすけ）は序（ついで）だから、それと同時（どうじ）に、叔父（をぢ）に保管（ほくわん）を頼（たの）んだ書畫（しよぐわ）や骨董品（こつとうひん）の成行（なりゆき）を確（たし）かめて見（み）た。すると、叔母（をば）は

門 (旧字旧仮名) ／ 夏目漱石(著)

室（へや）の中には、三方の壁に、いろんな武器がいつぱいかゝつてゐて、方々に、いろんな骨董品（こつとうひん）が並んでゐて、その真中（まんなか）に、赤い絨毯（じゆうたん）の上に、額に角みたいな長い瘤（こぶ）のある大男が、あぐらをかいて

金の猫の鬼 (新字旧仮名) ／ 豊島与志雄(著)

“骨董品”の意味

《名詞》

美術的で希少価値のある古道具や古美術品。

古いだけで役に立たない人やもの。
(出典:Wiktionary)

“骨董品”の解説

骨董品（こっとうひん）とは、希少価値のある古美術や古道具のことである。フランス語ではアンティーク (Antique) と呼ばれ、その語源はラテン語のアンティクウス（Antiquus、古い）である。ここから派生した用法として、古いだけで実際の役には立たない時代遅れのもの、がらくたを指して「骨董品」と呼ぶこともある（後述）。
骨董品として重要なのはあくまで「古いこと」と「希少価値」であり、物品のジャンルは問わず、食器や文具といった日用品、玩具、貴金属や宝石を含む装飾品、衣類、家具など、多岐にわたる。中国では古より、「乱世的金銀 太平時的骨董」と言われ、平和な世の中に於いて価値のあるものとして理解されていた。
(出典:Wikipedia)

骨	常用漢字 小６ 部首:⾻ 10画
董	漢検準1級 部首:⾋ 12画
品	常用漢字 小３ 部首:⼝ 9画