“叔母”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おば86.4%
をば9.1%
しゆくぼ1.8%
おばさん0.9%
タント0.9%
チョーチャ0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もう叔母おばの所には行けませんからね、あすこには行きたくありませんから……あのね、透矢町すきやちょうのね、双鶴館そうかくかん……つがいのつる……そう
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
ついぞ學資がくし問題もんだいあたまおもうかべたことがなかつたため、叔母をば宣告せんこくけたときは、茫然ぼんやりして兎角とかく挨拶あいさつさへ出來できなかつたのだとふ。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
大正四年七月十三日信治の叔母しゆくぼ、狩谷矩之の未亡人国が七十二歳にして歿した。是より先三十三年一月五日に矩之は歿したのである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
「おかしい? おかしくってもいいや。——甲野の叔母おばさんはしきりに密談をしているね」
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
叔母タントソフィが小ロシアの曲をピアノで弾いているので、それが私に田舎の家を思わせる。」