叔母しゆくぼ)” の例文
大正四年七月十三日信治の叔母しゆくぼ、狩谷矩之の未亡人国が七十二歳にして歿した。是より先三十三年一月五日に矩之は歿したのである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
臺石に長島氏とり、上に四人の法諡ほふしが並記してある。二人は女子、二人は小兒である。「馨譽慧光大※けいよゑくわうだいし、文政六年癸未きび十月二十七日」は別本に十二代五郎兵衞※、實は叔母しゆくぼと註してある。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)