“法諡”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほうし50.0%
ほふし33.3%
はふし16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
摂津国屋の墓石には、遠く祖先にさかのぼって戒名が列記してあるので、香以の祖父から香以自身までの法諡ほうしは下列の左の隅に並んでいる。
細木香以 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
秀林院しうりんゐん様(細川越中守忠興ただおきの夫人、秀林院殿華屋宗玉大姉くわをくしゆうぎよくだいしはその法諡ほふしなり)のお果てなされさふらふ次第のこと。
糸女覚え書 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
明和五年八月二十八日に父信政にさきだつて歿し、長谷寺に葬られた。法諡はふしを万昌軒久山常栄信士と云ふ。信政は時に年五十七であつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)