“忠興”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ただおき91.7%
たゞおき8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その朝に限って、迦羅奢がらしやは、特にそんな気もちを抱いて、やがて、いつもの朝の如く、良人の忠興ただおきの居室へ朝の礼儀をしに行った。
わが国の師直もろなお、秀吉と同じく(『塵塚物語』五、『常山紀談』細川忠興ただおき妻義死の条、山路愛山の『後編豊太閤』二九一頁参照)
高山右近、石田三成、小西行長、黒田孝高よしたか、細川忠興たゞおき、その夫人なども、有名なキリスト教信者である。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
兎角とかくするうちに七月十七日になつた。いよ/\徳川方の諸大名の夫人を、人質として大阪城の本丸に入れることになつて、豐臣方では最初に城に近い細川越中守忠興たゞおきの邸へ人數を差し向けた。
栗山大膳 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)