“忠實”のいろいろな読み方と例文
新字:忠実
読み方割合
まめ30.0%
まめやか25.0%
ちうじつ20.0%
ちゆうじつ15.0%
まじめ5.0%
まめ/\5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「加納屋の番頭の忠吉ですよ、——ケチで高慢で女道樂がひどい主人にくらべると、忠實まめで正直で働き者で話のわかる、良い男ですよ」
マンチュアにちっしてござれ、忠實まめやかをとこもとめ、時折ときおりそのをとこして此方こなた吉左右きッさうらせう。さ、を。もうおそい。さらばぢゃ、機嫌きげんよう。
あはれむだらうか? いとふだらうか? それともまた淺猿あさましがるだらうか? さうしてあの可憐いぢらしくも感謝かんしや滿ちた忠實ちうじつ愛情あいぢやう
(旧字旧仮名) / 水野仙子(著)
主人あるじ忠實ちゆうじつひとであるから、非常ひじやう歡迎くわんげいしてれた。はひつてると女中ぢよちゆう一人ひとり
湯ヶ原より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
『私は、自分の職責しごと忠實まじめにやつてる積りです。毎日出來るだけ忠實まじめにやつてる積りです。毎晩町を歩いて、材料があるかあるかと、それ許り心懸けて居ります。そして昨晩ゆうべも遲くまで、』
病院の窓 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
いと忠實まめ/\しくはたらさま如何にも孝子と見えけるゆゑ九助も不便ふびんに思ひ勝手元迄かつてもとまで手傳てつだひて少しなが母公はゝごに何ぞまゐらせられよと錢一貫文くわんもんやりければ母子は有難なみだを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)