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忠實
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まめ
ふりがな文庫
“
忠實
(
まめ
)” の例文
新字:
忠実
「加納屋の番頭の忠吉ですよ、——ケチで高慢で女道樂がひどい主人に
比
(
くら
)
べると、
忠實
(
まめ
)
で正直で働き者で話のわかる、良い男ですよ」
銭形平次捕物控:224 五つの壺
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「昔しから物好きで、
忠實
(
まめ
)
な人やつたんやろ、野口さんが天狗のゐる山へ夜番にいたのを聞いて、喫驚さしとなつて、耐らなんだんやろ。」
太政官
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
留守
(
るす
)
は
何分
(
なにぶん
)
たのむと
仰
(
おつ
)
しやつて
其
(
その
)
まゝお
出
(
で
)
かけに
成
(
なり
)
ました、お
火
(
ひ
)
が
無
(
な
)
くば
取
(
と
)
りにお
出
(
いで
)
なされ、お
湯
(
ゆ
)
も
沸
(
わ
)
いて
居
(
い
)
まするからと
忠實
(
まめ
)
/\しう
世話
(
せわ
)
を
燒
(
や
)
かるゝにも、
不審
(
ふしん
)
の
雲
(
くも
)
は
胸
(
むね
)
の
内
(
うち
)
にふさがりて
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
忠實
(
まめ
)
に働く許りだ。
自分は見た
(旧字旧仮名)
/
千家元麿
(著)
ノツポの八五郎と
鶴龜燭臺
(
つるかめしよくだい
)
になりさうな小男、器用で
忠實
(
まめ
)
で貧乏で、平次と八五郎に對しては、眼の寄るところに寄つた玉の一人だつたのです。
銭形平次捕物控:205 権三は泣く
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
ガラツ八の八五郎が
忠實
(
まめ
)
な顏を持つて來たのでした。
銭形平次捕物控:071 平次屠蘇機嫌
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
忠
常用漢字
小6
部首:⼼
8画
實
部首:⼧
14画
“忠實”で始まる語句
忠實敷
忠實々々庵小