“吉左右”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きっそう93.3%
きちそう2.2%
きつさう2.2%
きッさう2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「まだ日が暮れたばかりだ。できることなら、勝の野郎を番所へ泊めたくねえ。お前は疲れているなら、ここで吉左右きっそうを待つがいい」
「待て待て吹屋町へ入れることを、ならぬとは言わぬぞ、一応父上へ申上げて、近いうちに吉左右きちそうを知らせるとしよう」
黄金を浴びる女 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
苦しめ給ふまじ私し關東へ下り申ひらき仕つらん此儀全く稻葉家の不覺ふかくと申ものなればやがて歸京仕つり吉左右きつさう申上奉つらんと申て山住は江戸表へ下向致しけるに所司代しよしだいよりは豫て此旨急使はやうち
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
マンチュアにちっしてござれ、忠實まめやかをとこもとめ、時折ときおりそのをとこして此方こなた吉左右きッさうらせう。さ、を。もうおそい。さらばぢゃ、機嫌きげんよう。