“左見右見”の読み方と例文
読み方割合
とみこうみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そういう二人を左見右見とみこうみしながら、頼母は酸味ある微笑をしたが、やがて提げていた刀のこじりで主税の肩をコツコツと突き
仇討姉妹笠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
左見右見とみこうみ、気は惹かれているようなのですが、なかなか商いにはならなかったのでございました。
蒲団 (新字新仮名) / 橘外男(著)
左見右見とみこうみ、天井の方を向いて前足をのしたかと思うと、竜之助の方へ向って、のそのそと歩いて来るのを見たから、それをカセに斎藤が、話の中へ猫を織り交ぜてみたのか
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)