“きっそう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
吉左右95.5%
吃相2.3%
血相2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いやいや、まだこんな事では、ご参考にもなるまいが、いずれ拙者も心がけて、吉左右きっそうをつかみ次第に、ご通知いたしましょう」
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして青幇の中には軟相なんそう硬相こうそうとの二大別があって、軟相は更に架相かそう吃相きっそうとに分れて居る。この軟相というのは比較的罪の軽いもので、逮捕せられても死罪は免れる。
血相きっそうが変っていて、気味が悪うございますから、恒太郎が後逡あとじさりをするうしろに、最前から様子を見て居りました恒太郎の嫁のおまさが、湯呑に茶をたっぷりいで持ってまいりました。
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)