“血相”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けっそう77.4%
けつさう16.1%
きっそう3.2%
けつそう3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、さらに、まえよりはすごい血相(けっそう)で、般若丸の切(き)ッ先を向けなおし、剣を目とし、見えぬ目に、ジリジリと闇をさぐってくる。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
……魔物(まもの)だ、鬼(おに)だ喚(わめ)いて、血相(けつさう)を変(か)へてござる……何(ど)うも見(み)た処(ところ)、——未(ま)だ此(こ)の上(うへ)に逆上(のぼせあが)らつしやるなよ——何(ど)うやら取逆(とりのぼ)せて居(ゐ)さつしやるが、はて
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
血相(きっそう)が変っていて、気味が悪うございますから、恒太郎が後逡(あとじさり)をする後(うしろ)に、最前から様子を見て居りました恒太郎の嫁のお政(まさ)が、湯呑に茶をたっぷり注(つ)いで持ってまいりました。
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
(杉(すぎ)の根(ね)がたに落(お)ちてゐたのは、その時(とき)捨(す)て忘れた繩(なは)なのです。)男(をとこ)は血相(けつそう)を變(か)へた儘(まま)、太(ふと)い太刀(たち)を引(ひ)き拔(ぬ)きました。と思(おも)ふと口(くち)も利(き)かずに、憤然(ふんぜん)とわたしへ飛(と)びかかりました。
藪の中 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)