“血飛沫”の読み方と例文
読み方割合
ちしぶき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いや、直ぐ夜具で押へたからたいしたことはあるまい。——兎も角、血飛沫ちしぶきを受けた者を調べるのは、惡いことではないな」
まず戸口から青竹の杖が、一本スッと突き出され、つづいて血飛沫ちしぶき斑点しみをつけた裾と、土にまみれた足もとがはいって来た。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
車輛と車輛との間が、鋼鉄車体こうてつしゃたいのところといわず、連結器のところと云わず、真赤な血飛沫ちしぶきがベットリ附着し、下の方へしずくがポタポタとちていた。
キド効果 (新字新仮名) / 海野十三(著)