“浪飛沫”の読み方と例文
読み方割合
なみしぶき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて、三名が、浪飛沫なみしぶき巌頭がんとうから足をめぐらして、土産物屋の前を通りかかると、先刻さっきから眸を放たずにいた武家とその娘が
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
というのも浪飛沫なみしぶきの底へ、シッカと組み合った二人の体は、たちまち、荒れ狂う濁流の底へ見えなくなった。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)