“巌頭”の読み方と例文
読み方割合
がんとう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて、三名が、浪飛沫なみしぶき巌頭がんとうから足をめぐらして、土産物屋の前を通りかかると、先刻さっきから眸を放たずにいた武家とその娘が
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
恐々こわごわながら巌頭がんとうに四つんいになると、数十丈遥か下の滝壺は紺碧こんぺきたたえて、白泡物凄ものすごき返るさま、とてもチラチラして長く見ていることが出来ぬ。
生死巌頭がんとうに立って、をかしいぞ、はてな、をかしい、はて、これはいかん、あいた、いた、いた、いた、いた
楢ノ木大学士の野宿 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)